NASコンテンツ
2026年10月29日(木)
 NASコンテンツ

【法人】データセンター連携とは?大規模環境でのNASの活用方法を解説

新着ニュース30件






























【法人】データセンター連携とは?大規模環境でのNASの活用方法を解説

このエントリーをはてなブックマークに追加
用途
NASはネットワーク経由でファイルを扱える便利な機器です。

しかし、特に大容量のデータを扱う企業にとっては、近年はデータセンターの活用が注目されつつあります。

この記事では、データセンターとは何か、そこでNASがどのように活用できるかについて解説します。

改めてデータセンターとは?
近年では、郊外の土地を活用してデータセンターが数多く建設されています。

かつては工場や輸送拠点、オフィスなどの建設ラッシュがあったことを考えると、現代はデータセンターが産業における重要施設であることを示しているのは間違いないでしょう。

では、改めてデータセンターの概要と役割について解説します。

データセンターとは、一言で表現すれば「企業が利用するサーバーを収容する施設」です。

このような施設は、従来はオフィスビルなどにそれぞれ「サーバールーム」がその役割を担ってきました。

もちろん現代でもサーバールームは重要ですが、近年のデータセンターとは、極めて大規模なデータを扱うためのサーバー群を一箇所に集中させ運用するという考え方です。

これまで大規模な企業が本社、支社などにそれぞれ保有していたデータを一箇所のデータセンターに収容するようになった背景は、情報技術の発達と、扱うデータ量の増加が挙げられます。

かつては小規模な部屋のひとつに収まっていたラックマウント型サーバーなどで処理できていた企業のデータは、たとえば顧客データや取引データなどの限られたものでした。

しかし近年、企業が扱うデータは顧客の属性、行動、嗜好などあらゆるものをデータ化したものや、一定期間の大勢の人々の動きを追跡した、いわゆる「ビッグデータ」など、極めて大規模なものとなっています。

また、こうして得られた大量のデータを学習させた「AI」も、近年のICT環境を取り巻く文脈では見逃せません。

大量のデータを迅速に、かつ効率的に保管・処理して運用するには、データセンターを活用することが合理的であると多くの企業によって判断されているのです。

データセンターのストレージインフラストラクチャー
データセンターという施設の要はサーバー機器であり、役割上ストレージ機器は欠かすことができません。

データセンターにおけるストレージは、一般的な個人用パソコンや企業のオフィスにあるパソコンのストレージとは異なり、複数のストレージディスクを統合して運用し、大容量化・高速化・冗長化を実現する必要があります。

データセンターのストレージインフラストラクチャーを構築する際には、主に以下の2つの手法が用いられます。

・DAS
・SAN

これに加え、NASがどのようにデータセンターのストレージインフラストラクチャーで活用できるかも含め、それぞれ具体的に見ていきましょう。

DAS
DASとは「Direct Attached Storage」のことを指し、サーバーにストレージを直接接続することを意味します。

一般的なサーバー機器は、パソコンと同様にHDDやSSDなどのストレージディスクを接続でき、サーバーのストレージ領域として利用できます。

つまりDASは、データセンターのストレージインフラストラクチャーとしては最も基本的な手法であるといえます。

DASはサーバーとストレージとの間がケーブル、あるいは端子で直接接続されていることから、ネットワークによるボトルネックがなく、またネットワーク障害によるシステム全体の停止などのリスクが少ないことがメリットです。

一方、サーバーに直接接続できるストレージの数には限りがあることや、ケーブルなどを使って接続する関係上、ディスクやサーバーの物理的な配置の自由度が狭まる点はデメリットです。

SAN
SANとは「Storage Area Network」のことを指し、サーバーとストレージとを高速ネットワークで接続する方法を意味します。

DASのように直接端子やケーブルを使って接続するのではなく、ネットワークを通じてアクセスすることから、ストレージの配置の自由度が高まります。

また、ネットワーク帯域が許す限りディスクへ接続できることから、端子やケーブルの制限を考える必要もありません。

SANには「FC-SAN」と「IP-SAN」の2種類があり、装置間の接続をファイバーチャネルかイーサネット・TCP/IPを使用するかの違いがあります。

コストパフォーマンスに優れるのはIP-SANですが、より高速での通信や安定性を求める場合にはFC-SANが選択される場合もあります。

なお、SANには多くのメリットがありますが、IP-SAN、FC-SANいずれの場合にも適切なネットワーク構築が必要となる点やネットワーク帯域幅という制約がある点はデメリットともいえます。

データセンターは、ひとつの建物に多くのサーバーやストレージ機器を収めているため、直接DASで接続すればよいと考えがちです。

しかし、広大なデータセンターのエリア内をすべてのケーブルを網羅させることが現実的でない場合や、かえって物理的な障害に脆弱となってしまう可能性もあります。
そのため、データセンター自体を広大なSANとして構築する選択肢もあるでしょう。

NAS
NAS(Network Attached Storage)は、ネットワークを通じてファイルの保存や共有ができるデバイスです。

従来、このような役割はファイルサーバーが担ってきました。

しかし、ファイルサーバーはサーバーラックや専用のサーバールームが必要になるなど、必ずしもあらゆるケースに対応できる選択肢ではありませんでした。

NASはファイルサーバーと比べて簡単に使用でき、専用のサーバールームやラックも必要としない製品があり、ネットワークを活用したファイル管理・共有を実現したい企業にとって良い選択肢となりました。

NASはファイルサーバーと比べると搭載ディスク数などの上限において譲る面もありますが、ネットワーク対応ストレージとして捉えると、データセンターにおいてもコストパフォーマンスに優れた選択肢となる可能性を秘めています。

データセンターとNASの連携パターン
ここからは、データセンターとNASの連携パターンについて解説します。

・ディザスターリカバリーとしての連携
・ストレージ外部化による連携
・クラウド連携によるNASの活用

それぞれ具体的に見ていきましょう。

ディザスターリカバリーとしての連携
データセンターで保存されるデータは、一般的なオフィスや個人で使用するデータとは比較にならないほど膨大と考えるべきでしょう。

この膨大なデータの活用を考える際に見逃せないのが「データ喪失への備え」です。従来の企業は重要な業務データをバックアップし、バックアップしたデータを社内で保管していました。

しかし災害など大規模な被害が発生した場合は、バックアップデータをも失ってしまう危険があります。

このような大規模災害においてもデータを失わないように遠隔地でバックアップを保管するという方法は、ディザスターリカバリーの基本的な考え方のひとつです。

NASはネットワークを経由して遠隔地であってもデータを保存・共有できることから、本社のある東日本とデータセンターのある西日本とで相互にバックアップを作成し、それぞれが保有するNASにアップロードするという方法もあります。

ストレージ外部化による連携
データセンターでは、扱うデータをサーバーのストレージにそのまま保存し運用するという考え方が一般的です。

しかし、ネットワークが高速化し、サーバーとストレージが物理的に接続されていなくても、十分な性能を発揮できる例も増えてきました。

このような考え方から、ネットワークを通じてストレージ機能を提供するNASは、既存の企業のシステムのうちストレージ部分を担う「ストレージ外部化」の一翼を担う機器となる可能性を持つこととなりました。

先に解説したディザスタリカバリーの考え方にも共通しますが、データセンターが大規模な施設であるために、すべてのシステムとストレージを統合しようという考え方が必ずしも適切な選択肢とは言えない場面もあります。

このような場合、ストレージを外部に設置する際に、新たに別のデータセンターを利用するのではなく、NASを活用してストレージ部分だけを外部化するという点で、NASの活用余地は十分にあるでしょう。

クラウド連携によるNASの活用
NASとクラウドストレージはよく似た機能を提供します。

この特徴は、NASとクラウドストレージサービスを連携して利用する際にも、また、NASを自社クラウドのような使い勝手で利用する際にも役立ちます。

NASには、クラウドストレージと連携してファイルを扱う機能がOSによって提供されている場合もあります。

たとえば、バックアップ・スナップショットの作成場所をクラウドストレージに設定してデータの安全性を高める方法などが挙げられるでしょう。

一方、データセンターで利用するデータを、外部事業者が扱うクラウドストレージに保存することが難しい場合もあります。

このような場合に、自社でアクセス権限やセグメントの設定もでき、さらに自社保有の機器で利便性の高いオンラインストレージを構築できるのがNASという選択肢です。

一般的には個人用途で使用することが多いNASですが、データセンター内の社員・研究職員用のクラウドシステムとしての利用や、共有ストレージとしての利用などの可能性は検討に値するでしょう。

まとめ
この記事では、近年注目を集めるデータセンターとNASとの関係性について解説しました。

データセンターといえば、かつてはサーバーラックだけが選択肢であるかのように理解されてきました。

しかし、近年のNASは高性能かつ大容量のディスクを搭載できることもあり、ファイルサーバーと遜色ない性能と利便性を提供できる機器です。

データセンター構築の際に、NASの活用について一度検討してみることも有益な議論となるでしょう。

QNAPは台湾のネットワーク機器専業メーカーで、世界28カ国で展開するグローバル企業です。IT機器の専門商社で、QNAPの正規代理店でもあるテックウインドは、豊富なノウハウを基に的確なモデル・構成のご提案をいたします。

NAS導入をお考えの法人様のお見積り・ご相談を承っております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。


QNAP製品や特長のご紹介ページはこちら
Amazon.co.jp : 用途 に関連する商品
  • 【差し替え用】Wasabiでのデータ復旧方法とは?QNAP NASと連携した復元手順とポイントを解説(9月29日)
  • Wasabiでのデータ復旧方法とは?QNAP NASと連携した復元手順とポイントを解説(9月25日)
  • Wasabiのイミュータブル(Immutable)設定方法とは?オブジェクトロックの仕組みと設定手順を解説(9月25日)
  • ランサムウェア対策のベストプラクティスとは?中小企業が今すぐ実践すべき防御・復旧のポイントを解説【図解付き】(9月24日)
  • NASで多拠点バックアップを構築する方法|Hybrid Backup Sync活用術(8月25日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索